看護学校の選び方〜国家試験合格率の実態〜(前編)

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 あなたは看護学校をどうやって選ぶ?場所?雰囲気?それとも国家試験合格率?

 看護学校でもオープンキャンパスや学園祭のようなものが毎年ある。そういうところで看護師になることを夢見る受験生に出会う。私の場合社会人入試枠で受かっているので、社会人受験生の相談日みたいなところでもたくさん出会い、コミュニケーションをとる機会があった。

 看護師を目指している受験生が、真面目な人ほど進学先候補として気にする条件第一位が「国家試験合格率」だ。各学校「うちは100%だ!」「うちは◯年連続98%以上だ!」などと売り文句を並べる。

 国家試験の合格率が高いって、確かに大切。気にしなくてはいけないポイントの一つであることは確か。

 でも私の意見はこうだ。「国家試験の合格率は90%以上あればいい。100%である必要はない!」正直90%以下のところだっていいと思うくらいだ。その理由については後ほど述べていきたい。

 それではまず、何故あまりにも低い合格率が進学先候補としてふさわしくないのか。それはその学校が以下の条件に当てはまる可能性があるからだ。

 ①全体として学業のレベルが著しく低い。

  →先生の教師としてのレベルも高くないかも。

 ②国家試験受験に対するサポートが弱い。

 一方で合格率90%以上あれば十分、むしろ100%である必要は全くない、と私が考える理由は二つ。

 ①国家試験は難しい。

  ・10人中1人不合格者がいることもありうる範疇。

 (それではなぜ他の国家試験と比べて合格率が高いのか、それについては後日別途お伝えしていきたい。)

 ②合格率を上げるトリックがある。

 難しいながらも90%、つまり10人に1人が合格しているのなら、許容範囲と考えていいのではないだろうか。

 そしてここからが本当に大切。

 99%、100%をうたい文句にしている学校の内容をよく見て欲しい。ポイントはここだ。

・途中で退学する学生の人数

・留年する学生の人数

 しかしこれらは個人情報として非公開になっている場合もある。非公開で且つ合格率100%の学校はむしろ避けたっていいと思う。

 合格率が高いというのは学校としても誇らしいことであるのは間違いない。それに、その事実に釣られて次年度以降、より優秀が学生が集まってほしいという気持ちもあるだろう。

 学生時代、妙に先生に目をつけられている学生がいた。そういう学生は時々出現する。その環境が辛くなり続けられず、そのまま退学してしまう子も何人かいた。

 そんな中、学業の成績はそれほど良くなくても、頑張り屋で、ちょっとくらい不利な扱いされたって頑張って実習までたどりつく個性豊かな学生も割といる。

 しかしここで「オヤ?」「アレ?」と何か違和感を感じる事態が発生するのだった!

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