日頃から、患者さんからのセクハラに悩まされることのある看護師という職種。しかしその昔ながらの看護師の女性用白衣自体がセクハラ(場合によってはモラハラ)を助長させてしまう一因だと考えたことはあるだろうか。
なんのこっちゃ?とお思いの向きもあるかも知れない。なるほど、と思えるその根拠を是非お伝えしたい。
前半の今回は下の1、2について。
1、白衣がセクハラになってしまう理由
2、セクハラ白衣は全身タイツだ!
3、コロナ禍とセクハラ白衣
4、昨今の流れ
5、スクラブの良さ
1、白衣がセクハラになってしまう理由
他のタイプのユニフォームもこのあと登場するので、思い切ってここでは「セクハラ白衣」と呼んでしまい、見分けやすくしようと思う。
さてそのセクハラたるべき理由だが以下の2点が挙げられる。
①パターン(デザイン)が女らしすぎる
仕事でセクシーさをアピールする必要性は全くない。看護師がかつて「白衣の天使」なんて呼ばれていたことは事実。しかし正直、臨床の現場で女らしさのアピールなんて、逆に煩わしいだけだ。
しかしなぜ女性の白衣だけが、スタイルいい人に合わせた感じの細身なのか(男性は体型に関係なくガバっと着るタイプが多い)。
なぜ女性の白衣はバストが広く、ウエストがシェイプされたパターンで作られているのか。
②素材のストレッチ性が微妙な加減
先に挙げた通り、体に沿ったデザインであるがために、ストレッチ素材でないと動きにくくて仕方がない。なのでおのずと少し厚みのあるストレッチの効いた生地で作られた白衣が出来上がる。
2、セクハラ白衣は全身タイツだ!
ここまで読んでも、それはセクハラなのか?とお思いの読者もおられるだろう。しかし着る方からするとものすごく居心地が悪い。もちろんなんとも思っていない看護師もいることは伝えておきたい。
体にフィットしていて、ストレッチ素材、、、と聞いて何が思い浮かぶか、といえば、、、全身タイツだ!
全身タイツを身に纏ったらどうなるだろうか。胸にボリュームがあればボンと目立つ。ウエストが細ければキュッと細く見える。お尻が大きければボンと出る。
ということはお腹が出ていれば突き出たお腹がやたら目立つ。腰回りや背中の贅肉が積み重なり、縛られた焼き豚のように段々になっていれば、それがそのまま見てわかってしまうのだ(私はこうなるタイプです)。
病棟では患者さんからのセクハラは問題の一つだが、そんな白衣着ていたら余計に問題が起こりやすくなるに決まっている。
なかなか削ぎ落としづらい贅肉がついてしまった妙齢の看護師が、これを布エプロンやカーディガンで隠すのはよくあることだ。
セクハラ白衣、着たくない!
コメント
こんにちわ。前の病院では最近までナースキャップまで使ってました。病院運営における上の立場の性癖としか考えられませんでしたwww
id:syosenkaneko
所詮かねこなんでさん、プッと笑えるコメントありがとうございます。確かに現代において、アレはコスプレですよね!!