看護師の労働環境、ブラックが通常よ

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 医療従事者には労働組合がない場合も多く、ストライキも事実上できない。そのため、契約により決まった時間外での労働が異常に多くてもその状況を抜本的に打開できない状況が脈々と受け継がれてしまっている。

 当たり前のように始業時間前に来て、数十分から場合によっては1時間以上かけて今日受け持つ患者の情報収集を行う。情報収集のための時間確保はしてもらえない。そのくせ朝一から、先輩看護師や上司から意地悪く質問をされることも。もし収集出来ていない情報があったりすると、、、怒られるならいいんだけど、

 イヤミを言われる。

デキないなら少しでも人より早くきて努力しろ、と。ご自分達もそう言われてきたのだろう。

 時間外を当然とした研究、論文作成も事実上強要される。チームだったりすると、他の人に時間を合わせたり、皆が帰るまで残っていなければならないことも。

 救急の患者、急変の患者が出た場合には家族や個人の約束などの予定に関係なくその場をパッと離れることは難しい。今日はどうしても帰りたいと言い出す権利もなく、残業となってしまう場合も多々ある。「予定があるならいいよう~」なんて、珍しく意地悪い先輩が言ってくれたと思って約束に間に合うように帰ったら、次の日「あの子マジで帰ってったんだけどー」といったことになっていたりする(←こういうのスゴいですよね、一般企業ではこういった低俗ないじめみたいなことはあまりない。看護師の独特のやつです)。

 そういう伝統的な苦しい労働環境になるべく置かれない様、おかしいところに気付いたり、精も根も尽き果てるまで頑張りすぎない様にするなどの教育は、看護師にとってとても必要なことだと思う。

 だってそうすることで、そもそも足りてない医療従事者数を少しでも確保できる。苦しくて辞める脱落者や、呆れ果て嫌気がさして職場を離れる人を減らすことに繋がるから。それに医療ミスを防ぐことにも関係あるではないですか。もちろん、ちゃんと休むべき時は休むことを教え、看護師の心身の健康も守ってあげなくちゃいけない。

 でも、、、長年そういった労働環境に苦しめられ、そしてそれに続く後輩看護師達も同じように耐えてきた歴史がある。それが当たり前の道と思っている看護学校の先生や看護師の諸先輩方には、理解してもらえないことも多い。

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