看護師の世界にはあらゆる方面から突っ込みどころ満載なおかしな習慣、風習などがある。それら全ての原因の基礎みたいなものを作り始める場所こそ、看護学校だ。
私が看護学校で、体験したことを元に前、中、後編と3回に分けて記している。今回は後編、最後のテーマ。
- 1.絶対的ヒエラルキー組織、それが看護学校
- 2.なんだかいびつな先生同士の関係
- 3.髪は染めちゃだめ!
- 4.髪はしばって黒ネットに収納せよ!
4、髪はしばって黒ネットに収納せよ!
実習中の髪型ルールは
①ショートはそのままでOK
②ボブ以上の学生は後ろで一つ結びし黒のネットに入れたおだんご。
以上!!!選択肢は2つ。一応聞いてみたけどハーフアップはなぜかダメ。私結構短いんですけど、、、、一つで結べないどころかおだんごができない。
届かない髪をどうにかして一つにまとめさせるのも、なぜか長さに関係なく「黒ネットおだんご」という縛りも、厳しく守らせることの根拠がわからない。
届かない髪を一つにまとめるには、ハードワックスやらスプレーやらたくさん使わなきゃいけない。触ったら不潔だし香りがついてるものもあって、職業上よくないのでは?それに実際の職場では、そんなに金属のヘアピンつけてたら、患者さんをMRIに連れて行けない職場もある。ピン取ってボッサボサになり、また洗面所で丁寧に10本つけなおしてる時間はないですよ。と、今だったら先生に言いたい。
とにかくこれらの髪型ルール、看護の現場で全く役に立たない。
実習の現場でさえ、役に立たないどころか鬱陶しさしかないルールだった。短髪のおだんごは徐々にネットから突き出てくる。どんなにピンで止めても襟足の髪は時間が経てばバサバサ落ちてくる。初めからハーフアップにしておいた方が乱れにくいから気にならないし、清潔感もあり、見た目もスッキリ仕事しやすい。
大体黒ネットでおだんごにまとめてる人、もはや昼間の現実世界ではあまり見ない。カラオケとかのあるスナックのおばあちゃんママくらいじゃないのか?
実習がある日の朝は皆で学校から近所の総合病院まで一緒に歩いていく。黒ネットおだんごでまとまっている、なんだかんだ言って可愛い、そして無邪気な学生仲間達の後ろ姿を見て思ったものだ。
「ダッサ!」
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