看護師の白衣(後編)〜セクハラからスクラブへ〜

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 なんと!昔ながらの看護師の女性用白衣自体がセクハラを助長させてしまう一因?!

前回はその根拠の1、2をお伝えした。

nursereo.online

後半の今回は下の3、4、5について。

1、白衣がセクハラになってしまう理由

2、セクハラ白衣は全身タイツだ!

3、コロナ禍とセクハラ白衣

4、昨今の流れ

5、スクラブの良さ

3、コロナ禍とセクハラ白衣

 私が勝手にセクハラ白衣と呼んでいる伝統的な白衣がこのコロナ禍で避けられる場合が出てきた。

 2023年末現在でもコロナ陽性者が出るとエリアを区切り、隔離体制に入る点は変わっていない。我々医療従事者はガウンを着て、マスクとシールド、キャップ、手袋を身につけ、動きづらい状態で長時間作業したりする。その動きづらさ、そして脱水症状になりそうな暑さは体だけでなく心も疲弊させる。

 体にピッタリとくっつき、通気性も悪い白衣はこのような看護の場面には向いていないと言える。

4、昨今の流れ

 その頃から、医療従事者向け雑貨を売る雑誌の白衣のページに変化が見られるようになった。以前から広がり始めていた「スクラブ」と呼ばれるタイプのユニフォームの占める割合が断然多くなった。

 スクラブはストレッチ性のない通気性の良い生地で、多くが男女同じデザイン、頭からスポッと被って着るタイプが多い。

5、スクラブの良さ

 私の職場でも現在はスクラブを採用している。スクラブを着て仕事をしてみて感じたメリットを挙げたい。比較のために悪い点についても挙げるべきだろうが思い当たらないのが事実だ。

①通気性がよく、乾きやすい

 コロナ病棟で感染防止セットを身につけても気にならない。激務で汗をかいても大丈夫!

②動きやすい

 ピッタリフィットしていないので走ったり動き回ったりしてもお肉に沿ってずり上がってきたりしない(←元々スタイルが良ければそんなことにはならない、、、。)実際着てみると、伸縮性のあるフィットした厚め素材よりも、伸縮性がなくても薄手で余裕のある作りのものの方が動きやすいことがわかる。

②体型を気にする必要がない。

 老若男女誰でも差別なく着ることが出来る。胸やお尻が強調されることもなければ、突き出たお腹や段々脇腹や段々背中も分かりづらい。

 皆気にしていたのだ!!!その証拠にあれだけ「感染防止のためにエプロンは当然してます」と他人にも着用を強要していたおばさま方が現在誰1人布エプロンを着用していないではないか。

 男尊女卑、年功序列、陰口陰湿、黒色労働、と色々旧態依然とした問題から脱却すべく頑張ってはいるが、古い慣習などに囚われて中々変革できない医療業界。でも各病院での様子などを見ると、少なくともスクラブが広がり始めているのは事実のようだ。

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